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■結婚エッセイB■


離婚するか?結婚を続けるか?・・ 悩む瞬間があるのが結婚生活といっても過言ではないでしょう。 好きになって同じ目的に向かって暮らしている二人でも、隣に座っている夫に対し、 この人は何を考えているのか?と思います。 伴侶の姿に不満やもどかしさを感じて、相手を選び間違ったかな?・・後悔の繰り返し。 間違ったのではなくて、自分にちょうど合った人だから結婚したのです。 結婚しないで一人でいることが、恥と思えた時代に結婚しました。 好きな人と一緒にいたい!それが結婚を決めた理由です。 夫にどうしたら喜んでもらえるのか、笑っている夫の顔を見たくて、同じことを繰り返す結婚生活の中で、 ちょっとした女優気取りで、いろんな妻を演じました。 料理が苦手でおしゃべりな妻の傍で、「家でお酒を飲むのが一番いいわ〜」という夫の言葉が、 僕は幸せだよ♪といっているようで嬉しくなったものです。 それでもお互いの意見が合わないと、この人はアホじゃないか!と腹を立て、 親や兄弟にもいわなかった言葉が飛び出し、喧嘩になります。 他人であることが不思議なくらい気持ちをぶつけ合えある遠慮のない時間が、むしろ夫婦の距離を近付けて、 多少の打算も働いてどちらからともなく許し合い、夫婦の間に心地よい空間ができていきました。 運動会、子供を肩車して競技に参加している夫の姿が誇らしく、高い背丈の肩の上で喜ぶ子供の笑顔を、 今も鮮明に覚えています。 この幸せを、二人の子供が同じように経験できることを祈りながら子育てをした日々。 子供が社会人になったとき、子育ての苦労なんて苦労ではないことに気付きました。 私も先日やっと次男が結婚をしました。 これで私の親としての務めは修了。 娘を持たない私に、次男の結婚で二人目の娘ができました。 結婚によって親戚が繋がり、家族が増えていくことはとても幸せです。 披露宴の会場で、新婦の親戚や会社の上司に挨拶して回る長男の姿を見て、 弟を思う気持ちや家族の絆を感じ、この日を迎えれた感謝で胸がいっぱいでした。 結婚とは、自分と同じぐらい大切に思える人と出会えた感謝と、喜びを知るものです。 結婚式前夜、息子が披露宴の結びの挨拶を練習している折、 「小さきときからヤンチャで、家族に迷惑をかけた私ですが・・」と読んだのを聞いて、 「お母さんは迷惑なんて、一度も思ったことないよ!心配はしたけど・・」というと、 ふ〜ん・・といって続きを読んでいました。 こんな時間を過ごすのは、この先少ないことでしょう。 ○○と気安く頼みごとをした息子は一家の主となり、息子であることには違いないですが、 別の家族だという実感を持って見ることになります。 一抹の寂しさを隠せません。 30年前の結婚式のとき、夫の母も同じ気持ちを持ったでしょう。 私もやっと息子の結婚を経て、親になれたようです。 さて息子は優しい嫁に任せて、今度は孫を抱くのを楽しみに少々口数の多い私が、 かわいいおばあちゃんになれる日がくることを、願うばかりです。


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